真夏の九州旅行 (part11)



 数分の間、海岸沿いを走るので、桜島を眺めて過ごしました。
 いっぽう、海のほうへ目を向けると、何かを養殖しているようでした。
 そして、だんだんと桜島が離れていきました。
 この「はやとの風」もこのように、九州新幹線と同じ、ブラインドが使われております。
 隼人(はやと)駅を出ると、海に別れを告げて、山間部へと入っていきます。
 この頃、わたくしらは、車内販売にあった、地ビールを購入して、飲んでいました。

鹿児島中央駅で購入した、さつま揚げと共に・・・
 山間部へ入ると、田んぼがものすごく綺麗でした。
 14時05分、嘉例川(かれいがわ)駅に到着しました。

ここで、5分間の停車時間ということで・・・
 早速、わたくしらも降りて、撮影しました。
 この嘉例川駅は、明治時代からの駅舎で100年以上の歴史のある建物です。
 駅舎の中も、古き良き時代が伝わってきます。

天井にある電灯で、それが物語っています。 
しかし、ほぼ満員の「はやとの風」でしたので、駅舎の中も、乗客でいっぱいでした。
 14時10分、嘉例川駅を出ると、あらかじめ指定されていた席に座り、ここでしらばく落ち着きました。
 14時28分、大隅横川(おおすみよこがわ)駅に着きました。

ここも、明治時代からある、駅舎で有名なのですが、停車時間が無いということなので、車内から撮りました。
 そして、最後の停車駅、栗野(くりの)駅に到着しました。

以前は、ここから山野線が分岐していたのですが、ほぼ跡形も無い…といった感じです。
 この駅を出ると、「はやとの風」の最後の1区間となりました。
 最後まで、のんびりと楽しむこととしました。

やはり、九州の列車は、それぞれの特徴があり、飽きがこないつくりとなっています。
 川内川が、寄り添ってくると、終点に近づいてきます。
 14時45分、吉松(よしまつ)駅に着きました。

ここから、すぐに接続の「しんぺい4号」に乗り込みました。
 こちらが、しんぺいのロゴです。

「いざぶろう」との共通運用となっております。いざぶろうは、逆方向につけられる名前です。
 そして、この車両にもフリースペースが存在します。
この窓が目印ですね。
 この列車は、普通列車なので、リクライニングシートではなく、ボックスシートとなっております。
 しかし、ボックスシートといっても、レトロ感のあるシートで、しかも中央には、テーブルまでついています。
 そして、フリースペースは、このようになっており、座れるところはなく、立ち見スペースといった感じとなっております。
 15時過ぎ、最初の停車駅である、真幸(まさき)駅に着きました。

ここで、5分ほど停車します。
 真幸駅といえば、こちらの幸せの鐘です。

今回も、3回鳴らしました。
 わたくしらが鳴らし終えたあと、団体客が我先に・・・と鳴らし始めました。
 わたくしは、その間に駅舎を撮影。

駅のホームでは、地元民の人が、特産品を乗客たちに売りさばいておりました。
 15時05分、真幸駅を発車しました。

一度、スイッチバックを行い、再び進行方向へ走り始めると、真幸駅がこのように小さく見えるようになります。

そして、地元民の方が列車に向かって、ずっと手をふっていました。
 列車はどんどんと進んでいき、高度を上げていきます。
 日本一の車窓風景といわれる、看板の手前で停車しました。
 それが、こちらの景色です。
天気もよく、遠くまで見渡せることができました。




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